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こんにちは。工事課新入社員の日崎です。
今回は、入社して半年ほど経ち「はじめて自分で施工図面を描いた日」のことをお話しします。
午前:現場で出会った“偶然のチャンス”
ある日、私はA先輩の担当する現場へ一人で向かいました。
デスクワークだけではわからない施工方法を学ぶためです。
現場で職人さんと話をしていると、
「明日建て込み工事があるから、墜落防止ネットの設置位置図面を用意しておいてほしい」
と声をかけられました。
墜落防止ネットは、作業中の転落を防ぐ大切な安全設備。
その図面を準備するのは、作業の安全を支える重要な仕事です。
まさに、現場に行ったからこそ舞い込んだチャンスでした。
「自分でやってみよう」——その瞬間、自然と心が前に動きました。
午後:先輩の代わりに、自分の手で描いた“初めての一枚”
その日はA先輩が不在。
係長に相談すると、「いいね、ぜひ挑戦してみよう」と背中を押してくれました。
B先輩に作成方法を教わりながら、一つひとつ確認して図面を描き進めます。
普段は先輩が作成する施工図。
初めて自分で描くその図面が誰かの安全につながると思うと、緊張と責任が入り混じりました。
何度も修正を重ね、ようやく完成。
小さな達成感とともに、少しだけ“仕事人”に近づけた気がしました。
翌日:自分の図面が“現場で生きている”という実感
翌日、再び現場へ行くと、自分が描いた図面通りに墜落防止ネットが設置されていました。
大工さんから「図面ありがとう。助かったよ」と声をかけてもらった瞬間、胸の奥が熱くなりました。
しかし、「1か所だけ少し調子が悪くてね」という言葉も。
完璧にはできなかったことに悔しさを覚えましたが、大工さんは続けてこう言いました。
「今回の反省を生かして、これからも一緒に良いものを作っていこう。」
その言葉が、今後の挑戦へのエネルギーになりました。
挑戦の先にある“できる”の喜び
今回の経験で、「自分から発信すれば、挑戦のチャンスはいくらでもある」と実感しました。
自分の図面が誰かの安全を守り、現場で役立つ——その事実が、何よりも嬉しかったです。
自分の日々の挑戦が、誰かの“ありがとう”につながる。
そんな仕事を、これからも積み重ねていきたいと思います。そして、その挑戦を後押ししてくれる先輩や上司の存在が、私たちの強みです。
そんな環境で、自分の可能性を広げてみませんか?